世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
「はい、あーん」
一口すくって、俺の口元に近づけてくる花莉。
「さんきゅ」
ぱくりと食べると、思った以上に美味しくておどろいた。
チョコプリンは、すごくなめらかで濃厚なチョコ。
限定で販売するのが少しもったいないと思うくらい。
「美味しいでしょ?」
「あぁ。すげぇ美味い」
「また来年買ってね」
「覚えてたらな」
なんて話していたら花莉はチョコプリンを完食。
お弁当箱をしまって、鞄の中をごそごそとあさっていて何かと思ったら。
今度はチョコがたくさん入った大きな袋を取り出す。
朝、花莉が教室で出していたやつ。俺もいくつかもらって、まだ1つしか食べていない。
溶けないうちに全部食うか。
ポケットの中へと手を突っ込んで、チョコを出したら
「食べていいよ」
と彼女の声が聞こえてきた。
「まだもらったやつある…し」
花莉をみると……
ドキッと心臓が大きく鳴った。