世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
だって。
花莉はチョコを咥えて、上目遣いで俺を見つめてくるから。
…これって……。
花莉が咥えてるのを食べていい、ってことか!?
そういうことだよな!?
つーかこんなやり方どこで覚えたんだよ!?
京子か倫也にでも聞いたのか!?
花莉に釘付けになって動けないでいたら、彼女は俺の膝の上に座って。
くるりと後ろを振り向いて、目を合わせる。
花莉が俺の膝の上に座るのは本日2度目。
すごく軽いし、くっついてくるのは嬉しいんだけど……
理性が飛びそう。
そう思ったのも本日2度目。
でも、ここで食わねぇっていう選択肢はねぇだろ…。
耐えろ、俺。
そう思いながらキスしようとしたら、ぱくっとチョコが花莉の口の中にしまわれた。
もぐもぐと口を動かす彼女。
「……」
ごくん、と飲んでから花莉は
「残念だったね」
ふふっと笑う。