世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)




だって。
花莉はチョコを咥えて、上目遣いで俺を見つめてくるから。




…これって……。
花莉が咥えてるのを食べていい、ってことか!?
そういうことだよな!?




つーかこんなやり方どこで覚えたんだよ!?
京子か倫也にでも聞いたのか!?




花莉に釘付けになって動けないでいたら、彼女は俺の膝の上に座って。
くるりと後ろを振り向いて、目を合わせる。




花莉が俺の膝の上に座るのは本日2度目。
すごく軽いし、くっついてくるのは嬉しいんだけど……




理性が飛びそう。

そう思ったのも本日2度目。




でも、ここで食わねぇっていう選択肢はねぇだろ…。

耐えろ、俺。




そう思いながらキスしようとしたら、ぱくっとチョコが花莉の口の中にしまわれた。




もぐもぐと口を動かす彼女。




「……」




ごくん、と飲んでから花莉は




「残念だったね」




ふふっと笑う。



< 35 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop