世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
…つまり、最初から食べさせる気がなかった、ということか。
…可愛いけど、なんかムカつく。
「それ、俺もホワイトデーでやってもいい?食べられなかったらお返しなし、ってことで」
これはもちろん冗談。
お返しは今度ちゃんと考えるつもり。花莉から手作りの美味いガトーショコラもらったからな。
「お返しならさっきもらったよ?」
花莉は首を傾げた。
さっきもらったって…チョコプリン?それがお返しだと思ったのか?
「それがお返しなわけねぇだろ」
「?」
「そもそも今日はバレンタインで、ホワイトデーじゃねぇし」
「そ、そうだけど…」
「お返しは別で用意するから」
そう言えば花莉はなんだか申し訳なさそうにするから、「それより」と話を繋げた。
「今日はバレンタインだろ?
だから、さっきのチョコ俺にちょーだい」
逃げ出しそうな花莉をぎゅっと抱きしめて、捕獲。