続・闇色のシンデレラ
志勇は深く掘り下げて聞いてくるかと思ったけれど、そうではないみたい。

何も聞かなくていいの?

逆にわたしは心配になった。



「なんだよ」

「今日の志勇、なんか変だなって」

「は?」

「……光冴に変なことしないでね?」

「あ?なんであいつのこと心配するんだよ。
絆されたのか?許せねえ」

「ふふっ」

「なんで笑う」

「いつもの志勇だと思って」



そういうとはぁ、とため息をついた志勇。

しかし顔色は明るくうっすらと笑ってった。



「動いたか?」



ふと、お腹をさするわたしに気がついた志勇。



「なんか最近、お腹が張ってて……」



そういうと不思議そうな顔をして「気になるなら帰りに病院寄るか?」と言った。

わたしは大丈夫とだと伝え、このお腹の張りにあまり考えないようにした。

きっと妊婦にはよくあることだろう。来週には検診だし、と楽観的でいた。
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