続・闇色のシンデレラ
翌週になり、わたしは産婦人科を訪れていた。

志勇はどうしても外せない仕事があって、今日はひとり。

今週で妊娠31週目。生まれてくるまであとひと月ほどだ。



「27.1mm……うーん」



いつも通りの検診が終わり、普段なら「順調ですね」と言われる場面で、先生は首をひねりうなっていた。

何か良くないことでもあったのか。



「あのね、壱華ちゃん、赤ちゃんが下がってきて、子宮頸管が短くなってるの。
これは切迫早産の状態です」

「切迫早産?」



聞いたことあるような、ないような単語だった。

安定期に入ってから妊娠の症状のことは気にしてなかったから。



「お腹の張り止めの薬を処方しておくので、しばらくは安静にしてね。
運動も控えてなるべく動かないように」

「え……それは、無理な運動をしなければ大丈夫ですか?」



わたしがそう聞くと、彼女は表情を曇らせた。



「いいえ、このままの生活だと早産の可能性が非常に高くなってしまう状態なの。
だからなるべく動くことを控えて、安静にしてください」
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