続・闇色のシンデレラ
神木名義の通帳を持ち歩いていたら俺が生きていることがバレてしまうから、金を全て引き出して東京に向かった。
とはいってもすぐに復讐に取りかかるわけじゃない。
昼はネカフェに入り浸って情報収集。夜はガキを泊めてくれるところなんてないから、ホームレスといっしょに野宿の生活。
そんな生活が1ヶ月経った頃『梟』と呼ばれる情報屋の存在を知って、他人名義でアパートを用意してくれるよう頼んだ。
金さえ出せば何でも言うことを聞いてくれる梟が用意してくれたのは繁華街のボロアパート。
そこに身を寄せ、年明けに復讐を決行しよう息を殺して企てていた。
年明けは何かと忙しい時期。
そんなときに襲撃する者なんて普通あり得ない。
ところがそんな考えを持っていたのは俺だけではなかったようで。
1月中旬。
シンデレラが攫われた。
攫った相手は到底歯の立たない、西雲会と呼ばれる組織だった。
とはいってもすぐに復讐に取りかかるわけじゃない。
昼はネカフェに入り浸って情報収集。夜はガキを泊めてくれるところなんてないから、ホームレスといっしょに野宿の生活。
そんな生活が1ヶ月経った頃『梟』と呼ばれる情報屋の存在を知って、他人名義でアパートを用意してくれるよう頼んだ。
金さえ出せば何でも言うことを聞いてくれる梟が用意してくれたのは繁華街のボロアパート。
そこに身を寄せ、年明けに復讐を決行しよう息を殺して企てていた。
年明けは何かと忙しい時期。
そんなときに襲撃する者なんて普通あり得ない。
ところがそんな考えを持っていたのは俺だけではなかったようで。
1月中旬。
シンデレラが攫われた。
攫った相手は到底歯の立たない、西雲会と呼ばれる組織だった。