呟くのは宣伝だけじゃありません!~恋も仕事もTwitterで!?~
奢りってことは、あんまり高いのを頼んでもダメだし、気を遣って安すぎるのを頼むのもよくない。
なら、任せるのが一番。

すぐに目で合図してウェイターを呼び、滝島さんは注文をはじめた。
そういうのは凄くスマートで、手慣れているように感じた。

「伊深の誕生日に」

「ありがとうございます」

少しだけグラスを上げて乾杯する。

「本当なら彼氏に祝われた方が嬉しいんだろうけど、俺で悪いな」

「いえ、嬉しいです」

嬉しい?
英人に祝われて?
彼は別れた私からバレンタインのチョコを奪っていったくせに、私の誕生日なんてすっかり忘れていたのに?
それに付き合っていたときだって自分のバレンタインが優先で、私へのプレゼントなんて他の女からもらったチョコだった。

食事は和やかに進んでいく。

「そういえば昨日、課長にガツンと言ってやったんですよ」
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