音のない声
載ってる住所通りだとここらへんだな

名前は、相澤 千夜か、あったこの家だ

にしても、デケー家だな、俺のボロアパートとは比にならねーな

とりあえずベル鳴らしてみるか

ピーンポーン

「…はい」

「あ、あの朝に相澤さんの生徒手帳拾った者なんですけども」

するとインターホンが切れて家ドアが開き誰かがこちらに向かってきた

「すみませんー、うちの娘が」

母親らしい

「あ、大丈夫です」

「よければあがっていかれない?
千夜今ウチの病院に顔出してるよの」

あー、だから医大なのか

「いえ、でも」

「ただいまー、って朝の!」

千夜さんが帰っきた

「あ、どーも、これ」

「ありがとう…あなた高校生なのね」

「えー、まー、はい」

「あがっていけばいいんじゃない?」

「いや、でも俺男ですし」

「ママも良いって言ってるし、ご飯ぐらい食べていけば?」

「…じゃあ、お言葉に甘えて」

俺は彼女の部屋に案内された

女と2人なんて小学生以来かもしれない
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