エリートパイロットの独占欲は新妻限定
妹ではなく、ひとりの大人の女性として。
「俺は今までそういう目でしか由宇を見てないけど?」
「嘘……」
「嘘じゃない。由宇は俺がどういう目で見てたと思うんだ?」
「妹みたいな感じ」
正直に答えると、智也は少し困ったように眉尻を下げた。
「まさか。少なくとも俺は、妹みたいな存在と結婚なんて考えられない。好きな女の子じゃないと結婚しようと思わないよ」
思いがけない告白をされ、胸が一気に高鳴る。智也が自分を好きでいてくれたなんて考えもしなかった。
うれしすぎる言葉に鼻の奥がツンとして目頭が熱くなる。じわっと視界が霞んだ。
「なんで泣くんだよ」
「智也さんにそんなふうに思われてるなんて知らなかったから」
うれしくて胸がいっぱいなのだ。
「それじゃ、どうしてずっとしてくれなかったの?」