エリートパイロットの独占欲は新妻限定


冗談交じりに由宇に笑いかけた友人を智也が牽制する。


「でもまぁ、こんなにかわいかったらそうしたくなるのもわかるけどな」


お世辞だとわかっていても、そう言われて嫌な気分にはならない。普段の由宇ならまだしも、今夜は深雪にかわいく変身させてもらったのだから。

とはいえ、背が高くスタイルのいい美女たちには引け目を感じずにはいられない。どの人もすらっとして手足が長く、女優のように美しいときている。


「それじゃ主役もそろったことだし、乾杯といこうか」


智也と並んでテーブルにつき、声がかけられる。


「由宇ちゃん、お酒は飲める?」


なんとなく子ども扱いされたのが悔しくて、つい「はい、飲めます」とみんなと同じくビールをお願いした。
ただでさえ、ここにいる人たちとは十歳近く離れているのだ。見た目も精神年齢も幼いのにアルコールもダメではカッコがつかない。
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