エリートパイロットの独占欲は新妻限定
――しまった。返事の仕方が幼すぎるってば! どうしてもっとしっとりとした受け答えができないの!
浮かれすぎた自分に鋭いツッコミを入れる。だからいつまでも妻扱いしてもらえないのだ。
「もっとゆっくりできればいいんだけどね。喪が明けて式をあげたら、ちゃんとした新婚旅行に行こうな」
今度こそは落ち着いて返事をしなければと、自分なりに優雅な笑みを浮かべて軽くうなずくだけにとどめた。
ほら、やればできるじゃない。
ちょっと誇らしいが、心の中でぴょんぴょん飛び跳ねているのに変わりはなかった。