エリートパイロットの独占欲は新妻限定


となると、きちんと滑走路内におさめてゲートにぴったりと横づけした智也のスキルは高いと言える。


「智也さん、すごい」


思わず尊敬の念を込めて彼を見つめる。パイロットというだけで誇らしいのに、素晴らしいスキルを持っているのだから。機長に一番近い男と呼ばれるのもわかる。


「由宇の誤解を解けてよかった。今の話をしなかったら、俺は下手くそなパイロットだって思われたままだったな」
「下手くそとまでは思わないですよっ」
「でも上手だとは思わなかっただろう?」


そう言われればそうである。
切り返しができずにいると、智也は由宇の頬を軽く摘まんだ。


「由宇は正直だな」
「智也さんが腕のいいパイロットで安心しました」
「ハハッ。由宇に見限られないよう精進するよ」


楽しそうに笑った智也は、空港の前に待機していたホテルの送迎車に由宇を誘った。
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