腕の中の静けさは・・・
「アマネ…」


「ユソン、、オマエ少し休んだらどうだ。ベッド用意して貰うから横になれよ」

「・・・・・・」


「ユソナ・・・」


「うん」

「でも、だよな。動けないよな。なんか食うもん買ってくる」

「な、ウビナ。」

「ん?」

「ガリルは?」

「ガリルってオマエよくそんな口聞けるな。(笑)」


「だろぉ?」


急に聞こえてきた声にふたりで振り向くと
やっぱりいつも無駄にかっこいいガリルが立っていた。




「あ、支社長」


ウビンが声にする。。




そぉ、、か、だったすね。
支社長、、だったすね、ガリル、、、






少しこぼれた笑みを真っ白な廊下に落とすオレを見過ごすはずがないガリルが


「オマエもそぉ思うだろ?こいつは昔からこうなんだよ。生意気なんだ(笑)」

って優しく笑った。




「ぁはは、、すみません」

「ウビン(笑)。なんでオマエが謝るんだよ、なぁ、、ユソン!!!」




ガリルがオレの背中を思いっきり叩く。



「ぃってぇ、、、」


「なぁ、ユソン」

「・・・・・ハイ」


「行きたいか?」

「ぇ?」




ガリルに顔を向ける。





「オマエな、、」

呆れたような声が聞こえる。






「なんすか・・・どこ行くんすか」

「やっとまともに視線があったなってな(笑)」





「ぁぁ、、、それよりどこに  

「アマネのそば行きたいか?」

「行きたい!行けるの?」




少し怒ったような顔をしながらオレを見るガリル。








「ガリル!!!」

「・・・行かせてやってもいいけど?」

「はぁ?」





「なぁウビナ。この期に及んでもこの態度?コイツ本当に最低だろ?」


「スミマセン」



「ガリル!!!」









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