腕の中の静けさは・・・
ロビーへ向かうと二人が待っていてくれた。



「お待たせしました」
ガリルに頭を下げた。



「なんだよ(笑)、、どうしたんだよ」

「なにがですか」

「急に改まってな感じだからだよ」

「・・・・・フンっ」

「チョ!ユソン!おまえいい加減にしろよ」


「ウビン(笑)いいんだよ。これがいつもなんだから、、な?」

「でも、、、」




ぽこんって叩かれた頭。

また流れ出す涙は止め方を知らないみたいにポタポタ落ちてゆく。





両頬を覆う大きなガリルの手が何度もそれを拭う。



「まったく世話のやけるヤツだな(笑)これでメシ食って来い」って背中を押される。


「自分はどーすんすか」泣きながら聞いた。



「ソンくんに誘われてる。」





そー言えば、、、






「なに今更思い出したような顔してんだよ。遅いんだよ!心配掛けといてな。最悪な部下だって怒ってたから心配するな、(笑)」

「相変わらず嫌われてんだなオレ、、、」

「あたりまえだ(笑)」



ウビンが大笑いしてる。






「とにかくウビン、頼んだぞ」

「はい。」


「オマエはちゃんと食べて寝ろ。で、ちゃんと明日ソンくんに怒られるんだな(笑)」

「はい・・・」








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