腕の中の静けさは・・・
オレはあの手紙を読んで子供たちが自立を始める時にソウルで暮らすことを決めていた。

今は天音と一緒にソウルにいる。



シオンは日本の天音の実家のマンションで1人暮らしをしながら
天音と同じ大学に通っている。

カノンはバージニアで楽しいハイスクール生活を送りながら
オレと同じ大学に通うと張り切っているらしい。(笑)

オンマの報告だと、そうとうがんばらなきゃって状況らしいけど(笑)



先に着いたのはシオン。

逞しくなったシオンを少し見あげる。



「腹へったよアッパ(笑)」

「ッチ!身体ばかり大きくなりやがって、(笑)」




その1時間後カノンが現われた。(笑)

「ゆそな~しおな~」って・・・相変わらず(笑)






マンションに着くとふたりそろって天音の前。

「「ただいまオンマ」」

「オンマ帰ったよ」
「会いたかったぁ~オンマ。チュ」



その日の夜は、ウビンとリア、ソンさんと食事に出かけた。
相変わらずこのメンバーと働いているオレ。



そうそう正木とエイミも一緒。
このふたりにも家族が増え賑やかな時間。

正木とエイミに至っては、シオンとカノンを前に泣きっぱなしで
何度会っても変わらないその光景に笑ってしまう。



しまいには

「んもぉ2人共しつこい!毎回毎回泣かないでよ!そんなことならもうカノンもシオナも会わないからね!ったくぅ!」って怒られる始末。



・・・(笑)







「口調が似てて怖いんですけどぉ(笑)」

ウビンがチャチャ入れたら「ウビンおっぱも!」って怒られて(笑)





みんなが笑顔で天音も居るかのように毎回錯覚してしまう。

や、天音のことだから(笑)いるのかもしれないすね。










< 292 / 308 >

この作品をシェア

pagetop