腕の中の静けさは・・・
『お子さん大きくなられましたよね?』

『そうですね。もうすぐ3歳になります。』

『さっきね写真みせてもらったの。女の子ですっごくかわいいのよ。クルクルの金髪でルイにそっくりなの。』

『へ~女の子、可愛いでしょうね~』

『はい。めちゃくちゃ可愛いです』





オレは内心穏やかじゃなくて・・・



平然と話す天音の気持ちがちょっとわからなくて・・・

気持ちがモヤモヤしてどうしょもなかった。






『ルイ。あなたとは色々あったけど、私ね、ユソンと知り合ってから本当に毎日が楽しくてね。あ~こういう毎日が続けばいいなって思えてね♪言い合いさえも楽しくて幸せって思えるの』



『うん。変わったよなオマエ。オレと居たときはそんな風に笑わなかった気がするよ。今パクさんと居て幸せなんだなって本当にそう思うよ』



『うん。ふふ♪』

ニコニコ笑いながら天音がオレを見てる。





オレ今どんな顔してる?



『ああ~~部長だ!ちょっと行ってくる』

『うん。オレもあとで行く』

『うん。じゃぁねルイ』

『ああ』





その場に取り残されたオレとルイ



話しだしたのはルイの方で・・・





遠くの方で正木がこっちを見ているのがわかって笑顔を返した。












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