腕の中の静けさは・・・
『あのさ?』



『ん?なに?』

『うん・・・』




『なに?(笑)』





迷った挙句やっぱり黙ってられなくて声にした。


『離婚したって・・・』




『・・・・・はぁ。。。。やっぱりそっかぁ』

『気付いてたの?』

『ん。って言うかそうなのかなって思ってた』

『なんかそれも複雑っすね。』



『拗ねないでよ。普通に考えればわかるじゃない。疲れた顔はしてたし、あんなことあんな場所で言うなんて冗談にせよおかしいでしょ?』



『冗談じゃなかったっすよ』

『そぉ。だから余計にでしょ?』

『・・・・・んまぁ~そぉっすけど、あいつマジだったから』

『たとえそれがマジだったとしても私にはもぉ関係がないことでしょ?私あなたの奥さんになったんだもの』


『ううう~~~わぁぁはぁ。。ふっ・・・ぬっ・・・ククク』


『・・・・・・・・コワイヨ、ユソン』






ヘンな声しかでないオレを変な目で見つめる天音を思いっきり抱きしめた。





『初夜っすね』


小さく耳元で囁くと大笑いした天音。













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