腕の中の静けさは・・・
『アマネ~~~いい?準備できたぁ~~?後ろ向いてるから入っておいでぇ~~』

ふふ^^


壁に向かい合わせになって韓国語で歌を歌っているオレにとあるアイドルグループの名前を言った天音

オレはグループ名まで知らなかったから少し驚いて天音を見ると

『歌がうまいことは知っていた。』って。


そーゆーことならってますます声を張る。笑。



『ホントに風邪ひく。聞き入るのはかまわないけど手動かしてくださ~い』

って呆れたように言うと



慌てて手を動かした奥さん・・・笑




タイミングよく声を掛ける。

『はいる?』って・・・



『うん。いいかな?』って返えってきて

『もちろん。でもオレぇ~ココにいてもいぃ?』

『ど~しよっかなぁ~~笑。。』って。



楽しくて、笑



チャポン・・・・・





お湯が揺らめくのをふたりで見ていた。



壁に向いたまま微動だにしない天音の顔を覗き込むとやっぱり壁に向いたままだから

微笑んで『温めようか?』って言った。


のに。

『お湯で十分ですぅ』だって(笑)




『笑。。そっか残念』




それからどちらからともなく背中合わせになり話をしていた。











< 40 / 308 >

この作品をシェア

pagetop