腕の中の静けさは・・・
天音の顔のお湯を両手で必死に拭いながら、なに?なに?って慌てるオレに 

『寝ちゃった(笑)』って大笑いしてる。



そんな天音に呆れるやら愛しいやらなんかドキドキしてたオレ。



いつになったら、こーゆーのに慣れるんだろう・・・



もぉ何年も一緒にいるのにオレの心は初めて逢ったあの頃みたいに好きって思いが溢れ出す。






天音・・・愛してる。

強く抱きしめて首筋にキスを落とす。





オレに抱きついたまま『眠い~~~~~』って動きが止まる。


耳元で『スゥ~~~~~』って聞こえる。

寝たか?




ココで初夜ってのも何だよな・・・って思いながら・・・笑。。。

でもな・・・



『疲れた?』

少し遅れてゆっくりコクンってうなずいた天音。

まだ少し意識があるみたいすね(笑)





『ねぇ・・・?』

『・・・・・ン』

『シよっか?ココで』

『・・・・・・・ン』


はっ?マジで?


慌てて顔を覗くと寝てるし・・・・・笑。





起すよ?

だってさオレ達今日、夫婦になったんすよ?



寝ちゃダメっしょ?


足の上に天音を乗せると同時にキスをした。












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