腕の中の静けさは・・・
シオンの泣き声で目を覚ます。



急いでベビーベッドに駆け寄り抱き上げて
そのままベッド脇のソファーに腰掛けてシオンを毛布に包み母乳を与えた。





「そんな格好で風邪ひくっすよ」ってユソンがブランケットを掛けてくれる。


「ありがとう。起こしちゃったね、ごめん。」

「うんん。」

笑いながら横に腰掛けたユソン。





「え、いいよ。明日から出張なんだからユソンは寝て。」

「なぁに言ってんすか。子育ても一緒っすよ。」

「でも・・・」

「いいの。ってか、こんなかわいい姿、独り占めなんて許さないっすから(笑)」






一生懸命口を動かすシオンを見つめて微笑んでいるユソンを見つめてしまった。






「なぁ~んすか。(笑)」

「うんん。」



その後、ゲップをしたシオンを抱き上げて
「寒いからシオンも一緒に寝よう」って真ん中にシオンを寝かせたユソン


「ほら寒いから天音も早くおいで?」

「あ、うん。先に寝てて。喉渇いちゃった」





ベッドルームを後にした。

キッチンの間接照明をつけて水を飲みながらサーバーの前にボーっと佇んでいた。



「キャ!」






後ろからユソンに抱きしめられる。




「おっそい。しかもまたこんな格好・・・天音が風邪ひいたらシオンどうするんすか。」

「ぁ・・・うん。ごめん」






しっかり手を握られ寝室へ向かう。




シオンを挟んで横になる。








「しっかり飲んだから朝までぐっすり起きない?」

「うん。だぶん」

「うん。じゃ天音もぐっすり寝て」

「うん。ユソンもね」

「うん、おやすみ」


「おやすみなさい」









朝もぞもぞって動き出したシオンをそっと抱き上げてリビングに向かった。






ぉっぱいを口にあてると、ぱちくりっと目をあけたシオン



あはっ、、かわいい



「おはよシオン」






お腹いっぱいになったのかまたウトウトし始めたシオン・・・・

ホントかわいすぎ。




そのまま寝かせてオシメを交換しても起きる気配はなくてキャリーに入れてキッチンへ向かい朝食の準備を始める。















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