腕の中の静けさは・・・

「あまね・・・・」

「・・・・」


「ホントごめん・・・」




あ、、、もぉダメ。





「なに？なんなの？この間からヘンだよ。ユソンおかしいよ。抱いてなんて言った私のこと嫌になったんならハッキリ

「ちょ、、っと

「もぉーイイ！！いいの。わかってるからユソンは何も言わなくていい」

「待てって、なに言ってﾙ

「何言ってるって聞いてるのは私なの！さっきからごめんって謝ってばっかりでなんなの？なのに態度はいつもと何にも変わらない・・・なにこれ？なにがしたいの？嫌なら嫌ってはっきり言ってくれたほうがまし！！」



「・・・・・・・・・」


何も言わないユソンの腕が強くなる。





もぉ・・・・・疲れたよ。
ユソン。

もぉ突き放す元気さえない。

ポロポロこぼれる涙をユソンの唇がすくってゆく・・・


ユソン苦しいよ。





「ｸﾏﾈ(やめて)・・・ｸﾏﾈﾕｿﾅ、、」



濡れたままのユソンの唇が優しく触れる。


何も考えられなくて動けない私。

キスは角度を変え何度も何度も重なる。




苦しくなって開いた唇にキスは深くなる・・・





泣きながらのこんなキス

苦しいのに優しくて

辛いのに気持ちがよくて






ふわふわ気が遠くなる

私、、、このまま死んじゃうのかな。


ほんとに苦しいよユソン・・・・・・




「ｹﾎっ・・・・・」

「ｹﾝﾁｬﾅ(大丈夫)？ﾐｱﾈ(ごめん)」



「ユソン・・・」

「やっぱりムリ。ごめん！」





あ、、、もうダメなんだね私たち・・・・・・

そう思った瞬間にユソンに抱き上げられた。



苦しくて言葉にならない私はユソンを見上げるしかできなくて
そんな私に「ごめん。やっぱりムリ」ってさっきと同じ言葉を繰り返すユソン。







私を抱きかかえたまま向かったのはゲストルームで・・・






ベッドに静かに降ろされる。




私に跨り洋服を脱ぎだすユソンを黙ってみていた。



上半身裸になったユソンにゆっくり抱きしめられる。

「ユソナどうして、、、」



キスで飲み込まれた言葉が頭の中をグルグルしてるけど
重なった唇は初めから熱を帯びていて自然とユソンの首に腕が回ってしまう。




「天音・・・」



キスをしながら何度も私の名前をささやく声が聞こえる。

ゆっくり動き出だすユソンの指。



気づけば肌が触れ合って安心する。

お互いが大きく肩で息をしながら見つめ合い、ゆっくり重なり落ち着く呼吸。




「ユソン、いいの？」

不安が声になる。














・