愛され女子の激甘コレクション
私は歯を食いしばって、ただ彼の下でぶら下がっていた。

激しい痛みに、気を失いそう。
気を失って、もう目が覚めなければいいのに。

そうすれば、この気持ちも無くなるのかな。
泡のように弾けてなくなってしまえばいい。

「俺……もう無理、かも……」

「あっ……お……ちゃ……!」

そうして、彼の動きが……止まった。
< 48 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop