やっぱりあなたと ~クールな上司は強がりな部下を溺愛する~
和哉は莉緒が少しでも休めるようにと、早い時間に莉緒をアパートへ送ってくれた。

莉緒は余韻に浸りながら家のベッドに横になる。
するとすぐに莉緒の携帯が鳴り、メールが来た。

『ちゃんとゆっくり休むように。』
和哉とはあくまで上司と部下として連絡先を交換していた。
それでもあまりメールをしたことがなかった。

和哉からのメールに莉緒はすぐに返事をする。
『はい。部長も、休んで下さいね。』

莉緒が送信してすぐに和哉からの返事が来た。
『サンキュ。』

和哉はきっと疲れている莉緒を休ませるようにと、メールもそれ以上は送ってこなかった。

莉緒は和哉のぬくもりや声を思い出しながら眠りについた。
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