僕らだけのsweetie
「ここからオーブリーが出ることはありませんよ。俺らから離れたらどうなるか……わかります?」

冷たい目でセバスチャンが笑いかける。オーブリーが体を震わせていると、セスがスッと近づいてきた。そしてベッドに押し倒され、冷たい首輪をつけられる。

「な、何を!!」

オーブリーは再び立ち上がろうとするが、首輪の鎖はどうやらとても短いようで、立ち上がろうとした瞬間に後ろにひっくり返ってしまった。ゲホゲホと咳き込むオーブリーを、「大丈夫か?あんまり暴れない方がいいぞ」とウォルターが心配する。

呼吸が落ち着いてから、オーブリーはゆっくり体を起こした。鎖が短いせいで立ち上がることはできないが、起き上がることはできるようだ。

オーブリーが体を起こすと、セスが抱きしめてきた。そして耳元で、「暴れんなよ。どうせ逃げられねえんだから!」と囁く。吐息がくすぐったく、オーブリーはまた顔を赤くした。

セスが離れると、全員が一斉にオーブリーを見つめる。オーブリーは恥ずかしさから目をそらしたが、四人の視線は突き刺さったままだ。
< 14 / 16 >

この作品をシェア

pagetop