ホワイトデーにくちづけを
やれやれ、仕方ないなって感じ。


「だって、頭がぼーっとしてて信じられない」


「まだ、熱があるからだよ。ほらベッドに戻ろう」

「夢じゃない?」


「夢じゃないよ、俺もなぎさのことが大好きだ」 

言って照れくさそうにする彼。


それを聞いたらもはや、なんの熱なのかわからないくらいに体中がカッカッしてくる。


風邪とも違う、それは幸せな熱。


「人がせっかく必死で我慢してるっていうのに、容赦ないよなぁ、なぎさは。抱きつくなんてかなりヤバイんだからな」


先輩の耳が少し赤いような気がするから可愛い。
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