堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
ベッドに腰掛けた志門さんが、丁寧に彼女との関係を説明してくれる。しかし、間違いなくふたりは友人同士なのだという事実を改めて突きつけられ、私の心は沈んだ。
つまり、志門さんと友里恵さんとの間には一定以上の信頼関係があるわけだ。しかも、数カ月前に出会ったばかりの私とは違い、ふたりは長い間、仕事を共にしてきた仲間。
たとえ友里恵さんが彼に少々行き過ぎた助言をしたとしても……優しい志門さんなら、一度は耳を傾けてしまうんじゃないだろうか。彼女の言い分にも一考の価値があると、思ってしまうんじゃないだろうか。
考えれば考えるほど不安に心が覆いつくされそうになり、私はスマホを持ったまま、すがるように訴える。
「たとえお友達でも……今夜はもう、電話をしないでください」
嫉妬だと思われても構わない。ただ今はあなたに見つめられて、愛されたい。そしてこの不安を、どこか遠くへ吹き飛ばして……?
「俺の説明じゃ、納得できなかった?」
気づかわしげに顔を覗かれ、私は彼の目をまっすぐ見つめ返して告げる。