堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
「今夜は、私を存分に愛してくれる約束です。誰にも邪魔されたくないんです」
「……わかった。じゃあ、それを貸して? 電源を切っておこう」
差し出された手のひらにスマホを乗せると、志門さんは即座に電源を切り、スマホをサイドテーブルに戻した。それから私の頬に手を添え、ゆっくり顔を近づけながら囁く。
「これで誰にも邪魔されない」
夜が明けたら彼はスマホの電源を入れるだろう。だけど、せめてそれまでの間だけ。なにも考えず、彼の愛を一身に感じたい。
「瑠璃、目を閉じて……?」
くい、と顎を引き上げられ、やわらかな唇同士が重なる。それだけで、電流が走ったように全身が痺れる。私の体をこんなふうに熱くできるのは、志門さんだけだ。
「好き……」
ベッドに倒されて、なお繰り返される口づけの合間に、私は呟く。
「大好きです、志門さん」
「瑠璃……。俺もだ。愛しているよ」
志門さんは優しく丁寧に私の体を愛撫し、ひとつになるその瞬間も、私の反応を注意深く窺いながら、ゆっくりゆっくり入ってきた。
穏やかな快楽が、波のように寄せては返す。甘くてじれったくて、ますます彼が愛しくなって。私は何度もあえぐように、彼の名を呼んだ。