堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
「一緒に入りたいって、前に言っただろ?」
ぴたりと寄り添って腰を下ろした彼が、甘すぎる声で囁く。その直後、彼の手が胸のふくらみに移動したのに気がついて、私は慌てた。
「し、志門さん……。ダメです……っ」
「瑠璃が足りないんだ。今日は夜までアルバイトだろ? 俺も夜は会食があるから何時に帰れるかわからないし、月曜からは三日間福岡に出張なんだ。……そのぶん、今触れておきたい」
出張? そうなんだ……それは寂しいけど、でも。まだ朝だし、こんな明るいバスルームでなんて。
しかし、異を唱える私を無視して、彼の手は私の官能を引き出させようと、あらゆる悪戯を仕掛けてくる。抵抗したいのに体が言うことを聞かず、口からは甘い嬌声が漏れてしまう。
そのうちもう片方の手が、足の付け根をたどってそっと私の中心に触れた。
「ダメ、ですってば……」
「嘘。ココはダメじゃないって言ってる」
「意地悪……」
「そうかもしれない。瑠璃にだけ、ね」
妖艶なバリトンボイスでそう言われてチュッとキスをされたら、もう抵抗する気持ちもなくなって、私はされるがままになった。
バイト前に昨夜の甘い余韻を消さなきゃ、と思っていたはずなのに、結局は体中に彼の痕跡を残されて、ぐずぐずに溶かされてしまう始末。
けれど志門さんはとても幸せそうで、その顔が見られただけでもなにもかも許せる気になってしまった。私は惚れた弱みだな……なんて思いつつ、朝から甘い幸福に浸るのだった。