堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~
「久しぶりね、ルリ」
「ソフィー!? どうしてここに……!」
驚愕して口をパクパクさせていると、ソフィーが滑らかに車いすを操作して部屋に入ってくる。そして、未だドアのそばに立ったままの私を振り返り、悪戯っぽく笑って告げる。
「前に話したわよね。日本人の旦那様と結婚した友達がいるって」
「もしかして、その友達って……」
「そう。エリーザのことよ」
なんという不思議な偶然だろう。ウィーンと日本、そして私と志門さんをつなぐ縁が、こんなところにも繋がっていたなんて。ソフィーが日本語を話せる理由にも、新ためて納得した。
「私もエリーザから話を聞いてびっくりしたわ。あの時ドレスを選んだ女の子が彼女の孫と結婚して、まさかひ孫まで生まれていたなんて。でも、とても素敵な偶然よね」
「ええ、とっても」
ジーンとしながら頷くと、ソフィーはさっそくドレスのそばまで行って、張り切った様子で言う。
「さぁ、変身しましょう。あの夜と同じお姫様に。私も手伝うわ」
「はい!」