堕とされて、愛を孕む~極上御曹司の求愛の証を身ごもりました~

「約束通り恋人になってくれるなら、こんなところで踊っているより、きみをホテルの部屋に連れ帰って、思う存分触れ合いたい。……意味、わかるね?」

 突然の甘い誘惑に、ドキン、と心臓が飛び出しそうなほど大きく跳ねた。

 そうだ……。もしも、この大勢の仮面をつけた人の中から彼が私を見つけたら、恋人になるって約束を……。

「俺は本気だよ。瑠璃、返事を」

 そっと体を離した彼に促され、私は頬が真っ赤に染まっていくのを感じながらも正直な胸の内を告げる。

「志門さんの恋人になれるのは、うれしいです。でも私、そういうこと、なにも知らなくて……」

 大人の恋人たちがどういうふうに愛し合うのか、さすがにこの年で知識がないわけではないけれど、なにしろ彼氏がいたことがないので、実際どんな感じなのか、想像もつかない。

「大丈夫。ダンスと同じで、俺を見つめて、すべてを委ねてくれればいい。乱暴にはしないと約束する」
「志門さん……」

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