世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編






「どれが欲しいの?」

「あ、あのダックスフンド…耳が垂れてる茶色の犬……」




「りょーかい」




100円玉をクレーンゲームに投入して、レバーを動かす。
前後左右、ちょうど良さそうなところに動かしたら、キャッチボタンを押して。




アームが下におりてきて、ぬいぐるみを挟む。
挟んだままアームが上にあがって。

ぽとり、とぬいぐるみが取り出し口へと落ちた。




「すごいっ!!!!!」




ぱちぱちと拍手する花莉。

ぬいぐるみを取る時、内心すげぇドキドキだった。ゲーセンに来たのも、クレーンゲームをやったのも久しぶりだったから。



まじで、1回で取れてよかった。




「ほい」




少し大きめのぬいぐるみを花莉へと手渡すと




「い、いいの…?」




ぬいぐるみと俺を交互に見つめる。




「おう。花莉のために取ったから」




そう返すと、花莉は花が咲いたような可愛い笑顔になって…




「ありがとう…っ!!」




ぬいぐるみをぎゅうっと抱きしめた。



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