世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編
ドキッと大きく鳴る心臓。
…この子の笑顔はまじで可愛い。天使…いや、女神級の可愛さ。
一瞬にして心を持ってかれる。
そんなことを知らない彼女はぬいぐるみを抱きしめたまま
「今日からこの子と一緒に寝る!!」
そう言った。
そこまで嬉しかったのか……?
つーか一緒に寝るって……
「花莉と一緒に寝んのは俺だろ?」
「じゃあ3人で寝ようねっ!!」
花莉がそう言ったのは俺にむけて、ではなく……ぬいぐるみに。
しかも“3人”って……。
まぁ、いいけどさ。
なんかライバル出現、みたいな感じなんだよな。ぬいぐるみなのに。
「名前はどうしようかな……」
花莉はうーん、と考える。
「ポチでいいんじゃね?」
うん。無難に。
「“しゆくん”にするっ!!」
俺の言葉を無視してそう言った彼女。