転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
国家魔法薬師の懇談パーティーは、彼らの本拠地となる魔法塔の大ホールで行われる。いったい、どのような奇人、変人がいるのか。まあ、ローデンヴァルト先生が大げさに言っている可能性もおおいにあるけれど。

それにしても、国家魔法薬師の立場にいながら、妻の地位目的で結婚を望む男性なんているのだろうか。その辺を探るのが、今回の目的ではあるのだが。

本日何度目かもわからないため息をつき、諦めの境地という名の覚悟を決める。

四十代くらいの付添人と共に、馬車で魔法塔へと向かった。

「結婚相手をお捜しということで、数名の男性を見繕っておきました」

「それはそれは、どうもありがとう。知り合いも同行するのだけれど、問題ない?」

「ええ、構わないですよ」

ローデンヴァルト先生がいてもいいとのことで、ホッと胸をなで下ろす。付添人とローデンヴァルト先生がいたら、舐められるなんて事態にはならないだろう。
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