転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
一時間ほどで、魔法塔へと到着した。ここは関係者以外立ち入りが禁止された場所である。貴重な魔法書や魔道具が保管されているかららしい。一般に開放されるのは、今日の懇談パーティーだけなのだとか。経験豊富な付添人も、初めてくると話していた。
「同行するお方は、どなたなのですか?」
「えっと、学校の先生で、アルノルト・ローデンヴァルトという国家魔法薬師で――」
「アルノルト・ローデンヴァルトですって!?」
「ご存じで?」
「ご存知も何も、“氷雪の貴公子”と呼ばれている、社交界でも噂になっているお方ですよ!?」
なんだ、その、“氷雪の貴公子”という恥ずかしい二つ名は。なんだか、まったく本人のイメージと重ならない。
氷は髪が銀色で、雪は態度が冷たい印象があるからか。貴公子感は、正直皆無だと思っているのだけれど。
最初は毒薬師なんて呼ばれていたので恐怖心を覚えたが、今はぶっきらぼうな先生という印象しかない。私達“魔法薬学科”の生徒にとっては、よき先生である。
「同行するお方は、どなたなのですか?」
「えっと、学校の先生で、アルノルト・ローデンヴァルトという国家魔法薬師で――」
「アルノルト・ローデンヴァルトですって!?」
「ご存じで?」
「ご存知も何も、“氷雪の貴公子”と呼ばれている、社交界でも噂になっているお方ですよ!?」
なんだ、その、“氷雪の貴公子”という恥ずかしい二つ名は。なんだか、まったく本人のイメージと重ならない。
氷は髪が銀色で、雪は態度が冷たい印象があるからか。貴公子感は、正直皆無だと思っているのだけれど。
最初は毒薬師なんて呼ばれていたので恐怖心を覚えたが、今はぶっきらぼうな先生という印象しかない。私達“魔法薬学科”の生徒にとっては、よき先生である。