転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
不意打ちの笑顔に、なんだかドキドキしてしまった。

復讐について考えているよりも、未来について話し合って笑顔でいるほうがいい。

将来、ローデンヴァルト先生が毎日笑顔でありますようにと、祈らずにはいられなかった。

ここで突然ローデンヴァルト先生はしゃがみ込み、薬草を採取し始める。まず摘んでいたのは、紫色の木の実だった。

「これは、ブラウベリー。視力を回復する魔法薬の、メインとなる材料だ」

ブラウベリーにヒール薬草を加え、魔力を加えて素材の力を活性化させるらしい。

近くにあったヒール薬草を摘み、ローデンヴァルト先生へ差し出す。

「調薬はどうするの? ローデンヴァルト先生の工房?」

「いや、ここで問題ない」

調薬道具もないのに、どうやって作るのか。首を傾げていたら、驚くべき調薬を目にすることとなる。
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