転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「何を作るの?」

「お前は、自分で言っていたことも忘れたのか?」

指摘されて思い出す。そうだった。私には、盛大な一攫千金計画があったのだ。

「魔法薬箱!」

「そうだ」

まずは試薬を作り、上層部に提出する。それが認められたら、商品化となるらしい。社交界の中心的存在であるフロレンツィアが宣伝をしてくれたら、一気に普及するだろう。

「だったら私、卒業したらローデンヴァルト先生のところで、お手伝いする!」

そう宣言したら、ローデンヴァルト先生は淡く微笑んだ。我が目を疑ってしまう。頬の筋肉は固まって、二度と解れることはないのでは? と思っていたのに……。

 
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