転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
手にしていたグラスを取り返し、給仕係へと手渡した。そして、果物のジュースを二杯持ってくるように頼む。ひとつは私の分で、もうひとつは喉が渇いてたまらないローデンヴァルト先生の分だ。さっそく持ってきてくれたので、ひとつ差し出した。
だが、受け取ったのは思いがけない人物だった。
「どうも、初めまして」
間に割って入るように現れたのは、垂れ目の妙な色気がある整った顔立ち青年だ。艶のある深紅の長い髪をひとつにまとめ、前髪はなで上げている。ローデンヴァルト先生と同じくらいの年頃だろう。
知り合いかと、ローデンヴァルト先生に視線を向ける。私には気付かず、やってきた男性に鋭い眼差しを向けるばかりであった。もしかしなくても、知り合いだろう。
「はじめまして、お嬢さん。私はクロード・フォン・アラビガムと申します。お名前をお聞きしても?」
「言わなくていい」
私が言葉を発するより先に、ローデンヴァルト先生が答える。ゾッとするほど、冷たい物言いだった。
だが、受け取ったのは思いがけない人物だった。
「どうも、初めまして」
間に割って入るように現れたのは、垂れ目の妙な色気がある整った顔立ち青年だ。艶のある深紅の長い髪をひとつにまとめ、前髪はなで上げている。ローデンヴァルト先生と同じくらいの年頃だろう。
知り合いかと、ローデンヴァルト先生に視線を向ける。私には気付かず、やってきた男性に鋭い眼差しを向けるばかりであった。もしかしなくても、知り合いだろう。
「はじめまして、お嬢さん。私はクロード・フォン・アラビガムと申します。お名前をお聞きしても?」
「言わなくていい」
私が言葉を発するより先に、ローデンヴァルト先生が答える。ゾッとするほど、冷たい物言いだった。