転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「きゃー!!」

走って逃げたら、ゴーレムとの距離が離れる。しかし、それではキリがない。

依然として、フロレンツィアはルビーを抱きしめ、ゴーレムから逃げ回る。

見ていられなくなったのか、ローデンヴァルト先生が叫んだ。

「フロレンツィア・フォン・ヘルフェリヒ!! カーバンクルについて、調べたか!?」

「調べましたわ!」

「なんと書いていた!?」

「とっても可愛くて、とっても貴重な、愛らしさ溢れる幻獣ですわ!」

フロレンツィアの説明は以上である。膝から頽れそうになった。

ローデンヴァルト先生は額に青筋を浮かべながら、カーバンクルについての説明をしてくれた。

「カーバンクル、別名、魔石獣と呼ばれ、額の宝石は高値で売れると評判になり、乱獲された。百年ほどその姿は確認できておらず、絶滅したとも言われている。カーバンクル自体に、戦闘能力はない!!」

「な、なんですって!?」

衝撃の情報である。それならば、フロレンツィアは使い魔を使役してゴーレムを倒すことなんてできない。
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