転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「ただ――」
「ただ?」
「契約者が使う魔法を、二倍の威力にする能力がある。詳しい方法は知らない」
説明を聞いたフロレンツィアは、十分ゴーレムと距離を取りながらルビーに問いかける。
「ルビーちゃん、わたくしが魔法を使ったら、威力を倍にしていただけるの?」
『きゅーう!』
「ありがとう!」
フロレンツィアはカーバンクルの言葉がわかるのだろうか。だとしたら、羨ましい。私はモフタロウの言っている言葉は、まったくわからない。まあ、基本犬なので、鳴き声や行動から「こんなことを思っているんだろうな」、という憶測はできるけれど。
ゴーレムは依然として、のろのろフロレンツィアの後を追う。逃げながら、フロレンツィアは魔法の呪文を詠唱していた。
私はニコラの腕を掴み、ローデンヴァルト先生の背後へ回る。
「グレーテさん、どうかしたのですか?」
「フロレンツィアは火の上位属性である炎の遣い手だから、念のために」
“魔法学校のエーデルシュタイン”の中でフロレンツィアが起こした、校舎を巻き込んだ炎魔法の大暴走はとんでもない威力だった。
あのときは、感情を嫉妬に支配されて、錯乱状態だったために魔法の制御ができなくなったのだ。今は、そこまで動転していない。魔法を暴走させることはないだろう。しかし、絶対安全な魔法はない。だから、安全を確保しようと、ローデンヴァルト先生の背後に隠れているのだ。
「ただ?」
「契約者が使う魔法を、二倍の威力にする能力がある。詳しい方法は知らない」
説明を聞いたフロレンツィアは、十分ゴーレムと距離を取りながらルビーに問いかける。
「ルビーちゃん、わたくしが魔法を使ったら、威力を倍にしていただけるの?」
『きゅーう!』
「ありがとう!」
フロレンツィアはカーバンクルの言葉がわかるのだろうか。だとしたら、羨ましい。私はモフタロウの言っている言葉は、まったくわからない。まあ、基本犬なので、鳴き声や行動から「こんなことを思っているんだろうな」、という憶測はできるけれど。
ゴーレムは依然として、のろのろフロレンツィアの後を追う。逃げながら、フロレンツィアは魔法の呪文を詠唱していた。
私はニコラの腕を掴み、ローデンヴァルト先生の背後へ回る。
「グレーテさん、どうかしたのですか?」
「フロレンツィアは火の上位属性である炎の遣い手だから、念のために」
“魔法学校のエーデルシュタイン”の中でフロレンツィアが起こした、校舎を巻き込んだ炎魔法の大暴走はとんでもない威力だった。
あのときは、感情を嫉妬に支配されて、錯乱状態だったために魔法の制御ができなくなったのだ。今は、そこまで動転していない。魔法を暴走させることはないだろう。しかし、絶対安全な魔法はない。だから、安全を確保しようと、ローデンヴァルト先生の背後に隠れているのだ。