転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
◇◇◇

翌日――事件は突然起こった。

「フロレンツィアさん、遅いですね」

「そうね」

毎朝一番乗りで登校していたフロレンツィアの姿がなかった。体調不良で休みなのか。今まで一度も休んだことなどないのに……。

なんだか心配なので、ローデンヴァルト先生に報告に行った。

「ローデンヴァルト先生、すみません!」

職員用の扉を開くと、長椅子で眠るローデンヴァルト先生の姿があった。私の声に驚いたのか、ビクリと体を震わせている。

「ローデンヴァルト先生、起きて!」

「お前……先生の部屋に入る時は、ノックくらいしろ」

「緊急事態なんです」

「待て。耳元で騒ぐな。頭が、ガンガンする」

なんだか顔色が悪い。咄嗟に額に手を当てたが、熱があるわけではなさそうだ。

「ローデンヴァルト先生、大丈夫なの?」

「二日酔いだ。気にするな。それで、緊急事態とは、何だ?」
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