転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「しかし、フロレンツィアはどこに――」

「心当たりがある」

ここで、ローデンヴァルト先生は鼠妖精のネネとズズ、ミミを召喚した。愛らしい鼠妖精の登場に、ピリピリしていた場の雰囲気は少しだけ和らぐ。

「彼女らに、闇魔法使いの本拠地について、調査してもらっていた」

「え!?」

この愛らしい鼠妖精達に闇魔法使いの調査をさせていたなんて。思わず、非難の視線を向けてしまった。

「妖精族は、悪意に敏感だ。それに、闇魔法使いは妖精族の存在に、気付きにくい」

 妖精族は清らかで純粋だ。だから、闇魔法使いには存在が見えない場合があるらしい。

『みんなで、校舎の中を、探検してきたでちゅ』

『校舎の中には、悪い気が、たくさんあったでちゅう』

『悪い気は、地下に、集まっていたんでちゅわ』

いくらローデンヴァルト先生が探しても見つけられなかったのに、鼠妖精達はあっさりと、怪しい地下空間に気付いたようだ。
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