転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
ローデンヴァルト先生は立ち上がり、体の状態を確認している。服はボロボロだが、それ以外は問題ないようだった。

「モフタロウ、ニコラとフロレンツィアは?」

『がう!』

モフタロウがふたりのもとへ案内してくれる。幸いにも、ニコラとフロレンツィアはテーブルの下に隠れ、火魔法の爆発から逃れていたようだ。

ただ、気を失っていた。声をかけると、意識が戻る。

「うう……、なんだか、とっても熱い、です!」

「ニコラ、騒がしい、ですわ」

どうやら、倒れていただけで怪我はしていないらしい。赤ちゃん竜のデコが守っていたのだと、誇らしげに胸を張っていたのを発見してしまった。

皆、無事だった。けれど、根本的な解決にはなっていない。

私達は地下にある部屋に閉じ込められ、魔法も使えないでいる。

こうなったら、闇魔法を破棄する媒介を探すのも一苦労だろう。
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