転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
校舎の中は、一応きれいだった。きっと、埃が溜まらないように魔法がかけてあるのだろう。一歩足を踏み入れると、校舎内は明るくなった。

一歩、一歩と歩く度に、ギシギシと床が軋む。築二百年だったか。相当、年季が入っている。

まっすぐ進んだ先にある部屋から、微かに物音が聞こえていた。先生であるアルノルト・ローデンヴァルト氏はまだ講堂に残っていたので、いるわけがない。

いったい、誰がいるのか。わからないまま教室に行きたくなかったので、そっと接近する。
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