転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
私の声を拾ったのか、大きな耳がピクピク動いて振り返った。もふもふとした艶のある白い毛並みに黒い瞳を持つ、愛らしいねずみと目が合った。

『ちゅう!!』

驚きの声をあげたために、残りのねずみも振り返る。

大きな目が零れそうなほど見開き、驚いていた。慌てて、身分を証明する。

「私は怪しい者ではなく、この学校の、生徒、なんだけれど」

『ちゅう!!』

再び鳴いて、顔を見合わせる。同時に頷き、ねずみ達は一列に並んだ。そして、可愛らしくペコリと頭を下げる。

『はじめまして、私は、鼠妖精のネネ、でちゅ』

『はじめまして、私は、鼠妖精のズズ、でちゅう』

『はじめまして、私は、鼠妖精のミミ、でちゅわ』
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