転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
ここで、違和感を覚える。“魔法学校のエーデルシュタイン”では、フロレンツィアが率先して主人公に嫌がらせをしていた。
けれど、今ここにいるフロレンツィアは、ニコラの嫌がらせに対して激昂している。どういうことなのだろうか?
「でも、わたくしも、わからないわ」
「わからない?」
「ええ。ヴォルフガング殿下とニコラが話しているのを見たら、カッと怒りが沸いてしまって、我を忘れているときがありますの。じわじわと、黒い感情が浮かんでくるようで……。自分が自分ではないように思えて、恐ろしいですわ」
その話を聞いたニコラが、ハッとなる。
「あの、フロレンツィア様。もしかしたら、フロレンツィアの感情を、誰かが支配しているのかもしれません」
「支配、ですって?」
「はい。先ほど、私に対峙していたフロレンツィア様に、黒い靄のようなものがかかっていたのです。もしかしたら、闇魔法かもしれないなと」
「や、闇魔法ですって!?」
それは四大属性以外の、極めて稀なる属性である。歴史に名を連ねるかの魔王も、闇属性だった。魔王を初めとする悪しき存在が使う闇魔法は、誰かを陥れたり、呪ったり、悪意を増長させたりと、邪悪なものがほとんどだ。
けれど、今ここにいるフロレンツィアは、ニコラの嫌がらせに対して激昂している。どういうことなのだろうか?
「でも、わたくしも、わからないわ」
「わからない?」
「ええ。ヴォルフガング殿下とニコラが話しているのを見たら、カッと怒りが沸いてしまって、我を忘れているときがありますの。じわじわと、黒い感情が浮かんでくるようで……。自分が自分ではないように思えて、恐ろしいですわ」
その話を聞いたニコラが、ハッとなる。
「あの、フロレンツィア様。もしかしたら、フロレンツィアの感情を、誰かが支配しているのかもしれません」
「支配、ですって?」
「はい。先ほど、私に対峙していたフロレンツィア様に、黒い靄のようなものがかかっていたのです。もしかしたら、闇魔法かもしれないなと」
「や、闇魔法ですって!?」
それは四大属性以外の、極めて稀なる属性である。歴史に名を連ねるかの魔王も、闇属性だった。魔王を初めとする悪しき存在が使う闇魔法は、誰かを陥れたり、呪ったり、悪意を増長させたりと、邪悪なものがほとんどだ。