転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
「誰かがフロレンツィアを操って、悪いことをさせようとしているってこと?」
「その可能性があるかと」
“魔法学校のエーデルシュタイン”をプレイしているとき、フロレンツィアはヴォルフガング殿下を愛するあまり嫉妬して主人公に決闘を申し込んだのだと信じて疑わなかった。しかし、裏で手を引いている者がいるとしたら、絶対に赦せないことだろう。
「フロレンツィア様、闇魔法から守る結界魔法を、かけてもよろしいでしょうか?」
ニコラの申し出に、フロレンツィアはポカンとしていた。
「あなた、わたくしのことは、嫌いではないの?」
「いいえ、嫌いではありません。むしろ、感謝していました」
「な、なぜ?」
「だって、ヴォルフガング殿下が声をかけた責任を、ヴォルフガング殿下自身に問いかけていらっしゃったので。他の人達からは、ヴォルフガング殿下の気を引いた私が悪いと、責められていたものですから」
「あなた、ヴォルフガング殿下のせいで、ずいぶんと大変な目に遭っていましたのね……」
ニコラはフロレンツィアの言葉に返事をせず、苦笑いするばかりであった。これも、「はい、そうですね!」なんて、言えるわけないだろう。私だったら、一秒くらいは迷ってしまう。
「その可能性があるかと」
“魔法学校のエーデルシュタイン”をプレイしているとき、フロレンツィアはヴォルフガング殿下を愛するあまり嫉妬して主人公に決闘を申し込んだのだと信じて疑わなかった。しかし、裏で手を引いている者がいるとしたら、絶対に赦せないことだろう。
「フロレンツィア様、闇魔法から守る結界魔法を、かけてもよろしいでしょうか?」
ニコラの申し出に、フロレンツィアはポカンとしていた。
「あなた、わたくしのことは、嫌いではないの?」
「いいえ、嫌いではありません。むしろ、感謝していました」
「な、なぜ?」
「だって、ヴォルフガング殿下が声をかけた責任を、ヴォルフガング殿下自身に問いかけていらっしゃったので。他の人達からは、ヴォルフガング殿下の気を引いた私が悪いと、責められていたものですから」
「あなた、ヴォルフガング殿下のせいで、ずいぶんと大変な目に遭っていましたのね……」
ニコラはフロレンツィアの言葉に返事をせず、苦笑いするばかりであった。これも、「はい、そうですね!」なんて、言えるわけないだろう。私だったら、一秒くらいは迷ってしまう。