転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
『大丈夫でちゅ?』

『気分が悪いのでちゅうか?』

『お部屋に、ご案内いたしましゅわ!』

「だ、大丈夫よ。あなた達があまりにも可愛いから、脱力を、しただけで」

鼠妖精達はキョトンとしたあと、理解したのかフロレンツィアをぎゅっと抱きしめた。なんというか、優しい世界である。

「何事だ」

上空から声がした。ヒポグリフォンに跨がって、ローデンヴァルト先生がやってきたようだ。着地したあと、フロレンツィアとニコラを見て、訝しげな表情を浮かべる。

「お前達は――!」

ローデンヴァルト先生は何かに気付いたようだが、ニコラとフロレンツィアは首を傾げている。

「ローデンヴァルト先生、彼女らと、知り合いなの?」

「十年前に起きた殺人事件の、遺族だ」
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