転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
そんなことを考えていたら、モフタロウが『がう!』と鳴きながら、すり寄ってくる。自分もいるから、ローデンヴァルト先生とふたりきりではないと言っているように聞こえてしまった。
「そういえばグレーテ、あなたのその使い魔? 魔犬、ですわよね?」
「ええ、まあ」
「もしかして“ヘルブスト・ライスフェルト・フント”ですか?」
「そうだけれど」
「それって、高位魔犬ではなくて!?」
「みたい。昨日、ローデンヴァルト先生に教えてもらったのだけれど」
「あなた、知らずに使役しましたの?」
「だって、拾ったときは子犬だったし」
昨日のローデンヴァルト先生に続き、フロレンツィアとニコラにも驚かれてしまった。
「ニコラの竜に比べたら、なんてことのない犬だと思うけれど……。そういえば、フロレンツィアの使い魔は?」
「わたくしは、まだ、使い魔を連れていませんの」
そういえば、そうだった。フロレンツィアはゲームのイベントで、使い魔を召喚する。ニコラに対抗して竜の召喚に挑んだが、大失敗。凶暴なワイバーンを呼んでしまう。危害を加えられそうになったが、主人公とヴォルフガング殿下が倒して危機一髪、というイベントだったような。その事件を経て、主人公とヴォルフガング殿下の絆は深まるというのが、イベントの内容だった。
「そういえばグレーテ、あなたのその使い魔? 魔犬、ですわよね?」
「ええ、まあ」
「もしかして“ヘルブスト・ライスフェルト・フント”ですか?」
「そうだけれど」
「それって、高位魔犬ではなくて!?」
「みたい。昨日、ローデンヴァルト先生に教えてもらったのだけれど」
「あなた、知らずに使役しましたの?」
「だって、拾ったときは子犬だったし」
昨日のローデンヴァルト先生に続き、フロレンツィアとニコラにも驚かれてしまった。
「ニコラの竜に比べたら、なんてことのない犬だと思うけれど……。そういえば、フロレンツィアの使い魔は?」
「わたくしは、まだ、使い魔を連れていませんの」
そういえば、そうだった。フロレンツィアはゲームのイベントで、使い魔を召喚する。ニコラに対抗して竜の召喚に挑んだが、大失敗。凶暴なワイバーンを呼んでしまう。危害を加えられそうになったが、主人公とヴォルフガング殿下が倒して危機一髪、というイベントだったような。その事件を経て、主人公とヴォルフガング殿下の絆は深まるというのが、イベントの内容だった。