猫になんてなれないけれど
「えっ・・・?」
富士原さんの発言に、私と萌花は驚いた。
だって、「解決できる」って、こんな、先の見えない迷宮のような問題を・・・?
「あの、それはどういう・・・」
「知り合いにいるんです。ちょうど、この件を難なく解決できそうな男が一人。申し訳ありません、色々と考えていて、言い出すのが遅くなってしまいましたが」
「いえ、それは・・・。でも、そんな人が、本当にいらっしゃるんですか・・・?」
安心するより、萌花は戸惑っていた。
無理もない。
だって、警察にも相談できないような問題を、個人的に解決できる人がいるなんて、私だって信じられない気持ちでいるから。
「はい。私の学生時代の後輩で、今は弁護士をしている男です。詳しい素性や、なぜ難なく解決できるのか、今説明するのはあえて控えさせていただきますが・・・信頼できるということだけは、私が保証しますので。萌花さんに、費用が発生することもないでしょう」
「・・・」
冨士原さんの説明に、萌花は不安な顔のままだった。
ためらいがちに口を開く。
「あの、疑うようで申し訳ありませんが・・・。大丈夫でしょうか。警察沙汰や、週刊誌に載ったりするのは」
「それはご心配なく。職業上、彼には守秘義務も当然ながらありますし、万一、そういうことを行えば、私が代わりに訴えますよ。それに、多分ですが・・・彼自身も、表沙汰にすることは個人的に望まないと思うので」
「え?」
頭の中に「?」が並んだ。
けれど、詳しい素性を話せない、と言われているため、なぜ、と理由を尋ねることは躊躇した。
その代わりに・・・。
「冨士原さんが、信頼している方なんですね」
頼りはこれだけ。確認のように尋ねると、冨士原さんは「はい」と強く頷いた。
とても、真っ直ぐな表情で。
「万一、何かあれば私が責任をとりますので。色々と心配があるとは思いますが・・・この件は、私と、その彼に任せていただいてもよろしいですか」
「・・・」
萌花は、唇を結んでうつむいた。
そのまま少し、悩む様子があったけど、「わかりました」と、決意に満ちた顔を上げた。
「こちらこそ・・・・。どうか、よろしくお願いします」
萌花が深く頭を下げた。
富士原さんは、「わかりました」と落ち着いた声で頷いた。
富士原さんの発言に、私と萌花は驚いた。
だって、「解決できる」って、こんな、先の見えない迷宮のような問題を・・・?
「あの、それはどういう・・・」
「知り合いにいるんです。ちょうど、この件を難なく解決できそうな男が一人。申し訳ありません、色々と考えていて、言い出すのが遅くなってしまいましたが」
「いえ、それは・・・。でも、そんな人が、本当にいらっしゃるんですか・・・?」
安心するより、萌花は戸惑っていた。
無理もない。
だって、警察にも相談できないような問題を、個人的に解決できる人がいるなんて、私だって信じられない気持ちでいるから。
「はい。私の学生時代の後輩で、今は弁護士をしている男です。詳しい素性や、なぜ難なく解決できるのか、今説明するのはあえて控えさせていただきますが・・・信頼できるということだけは、私が保証しますので。萌花さんに、費用が発生することもないでしょう」
「・・・」
冨士原さんの説明に、萌花は不安な顔のままだった。
ためらいがちに口を開く。
「あの、疑うようで申し訳ありませんが・・・。大丈夫でしょうか。警察沙汰や、週刊誌に載ったりするのは」
「それはご心配なく。職業上、彼には守秘義務も当然ながらありますし、万一、そういうことを行えば、私が代わりに訴えますよ。それに、多分ですが・・・彼自身も、表沙汰にすることは個人的に望まないと思うので」
「え?」
頭の中に「?」が並んだ。
けれど、詳しい素性を話せない、と言われているため、なぜ、と理由を尋ねることは躊躇した。
その代わりに・・・。
「冨士原さんが、信頼している方なんですね」
頼りはこれだけ。確認のように尋ねると、冨士原さんは「はい」と強く頷いた。
とても、真っ直ぐな表情で。
「万一、何かあれば私が責任をとりますので。色々と心配があるとは思いますが・・・この件は、私と、その彼に任せていただいてもよろしいですか」
「・・・」
萌花は、唇を結んでうつむいた。
そのまま少し、悩む様子があったけど、「わかりました」と、決意に満ちた顔を上げた。
「こちらこそ・・・・。どうか、よろしくお願いします」
萌花が深く頭を下げた。
富士原さんは、「わかりました」と落ち着いた声で頷いた。