白雪姫に極甘な毒リンゴを 3 (桃華の初恋編)

「十環先輩
 明日もここで
 お昼を食べてくれませんか?」


「良いけど」


「じゃあ明日は
 お互いジャージ持参で」


「え?」


「私と組手してください。ね」


 そんな無防備な笑顔見せられらた……

 もっと笑顔にさせたいって
 思っちゃうよな……


 桃ちゃんは気づいていない。

 桃ちゃんの中には
 異性を惹きつける魅力があることを。


 心を許した相手にだけは
 そんな魅力を
 無意識にばらまいちゃうから
 トイくんや中学の時のお仲間さんたちが
 桃ちゃんに惹かれているんだろうな。


 俺以外に
 無防備な笑顔を見せないで欲しいと
 思ってしまった自分に気がついて
 その気持ちをごまかすために
 俺は、結愛さんを必死に思い出した。
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